4月1日にハマったソシャゲが夏に終わるオタクの話
チラ裏程度に読んでほしい。
4月1日、蒲田でソシャゲ「バンドやろうぜ!」の通称リアルライブ、春宴に参加した。
そもそも私は春宴を見るまでバンドやろうぜ!にそこまで熱心に参加していなかった。興味はあったからダウンロードし、好きなキャラもいたし曲も好きだった、でも創作活動等をするような熱心さはなかった。たまたまフォロワーさんがチケットを余らせていて、私も聴きたいと思ったので買い取らせていただいた。
そのライブで私はバンドやろうぜ!にドップリハマることになる。
ハマるまで色々偶々が重なった。勿論上記のチケットをいただけたこと。また私はそれまで三年に渡り別のソシャゲで創作活動をしていた。丁度同人イベントを来月に控えていて私はその為にツイッターを、このライブの日から消していた。つまりバンドと私が向き合う時間が十二分あった。
ツイッターを消していたのは、原稿以外は特に言及していなかったが、実のところ年末あたりから絵を描く行為が辛く感じるようになっていたこともある。会社が人員の移動があったり繁忙期だったのもあるかもしれない。結構疲れていて活動自体を止めようとも思っていた。
そんな風に生まれた沈黙の期間、私はバンドやろうぜ!という未開の地を黙々と開拓していくことになる。とりあえず好きなキャラのギター姿が見たくて画像検索でヒットしたギタリストのトレスとかした。結構した。本気で気持ち悪いと思うが、本来こういうオタクだったんだよな…と10代の頃を思い出した。中学生みたいに名古屋にいるオタクにドラマ付きCDを貸す約束もした。普通に毎日がバンドやろうぜ!のおかげで前向きに楽しくなってきていた。それが昨日まで。
今日、バンドやろうぜ!の配信終了が発表された。バンドくん2年も保たない突然の余命宣告だった。
思い出すのはやはり4月1日、あの蒲田の会場で東雲大和役の声優さんが言った。
「ここに居たことを覚えていてほしい」
私はメモしていた訳ではないから一字一句あってるかはわからない。でも言っていた。
バンドやろうぜ!はいつか終わる、でもこの蒲田でのライブを忘れないで欲しいと、少ない言葉で表した。ソシャゲのライブで次もじゃなく今をと表したのが印象的だった。
バンドやろうぜ!はメンスト後の1.5部から2部が配信され、今キュアキュアトロンの2部が終わろうとしている。この2部を読んでいたオタクはわかると思うが1年目からあった各バンド内の問題を今回完全に回収している。これがまあ、実にもう見事としかいいようがない。週間連載漫画かテレビシリーズのような伏線回収だった。この回収に薄々(バンドやろうぜ!この2部で終わるつもりでは…?)と思っていたが本当にそうだった。バンドやろうぜ!は全て回収して最期にしようと向かっている。
バンドやろうぜ!は正直内容もコンテンツもソシャゲに不向きだと思う、ユーザーに媚びる姿勢が1ミリもない。キャラはおかしいしたまにやるイベントもおかしい、メンストだけはまともに熱くて面白い…けどそれもあと数ヶ月で終わる。きっと運営はどこかで夏までで死んでしまうことを理解していただろうに最期までユーザーに媚なかった。ホワイトデーの頭がおかしいイベント見直せ、でもそういうところが好きだ。
私の初めてのソシャゲの死、バンドやろうぜ!でよかったと思う。半年しかいれなかったけど十分楽しかったし、好きになった。コンテンツとしては早い死だったと思うがバンドやろうぜ!のことをきっと私はずっと「いいソシャゲだった」と言うと思う。それが言えることが何よりも良い。完璧に終わらせてバンドやろうぜ!が好きなオタクの胸に刻まれて欲しい。大和役の声優さんが言ったように今最高のバンドやろうぜのにいれたことを覚えていたら細かいことはいいのだ。
こんなクソミソに長い話を読んでくれてありがとう。これをどんな気持ちで読んでいるかわからないが、このクソ長い話には同情も議論も不要である。己のジャンルを顧みるなら見ればいいし対策なんてこのよくわからない話では測れないと思う。
これはどこかのオタクのチラシの裏なのでそんなに深く受け止める必要はない。
それでも何か思ったなら是非「バンドやろうぜ!」を遊んで欲しい。課金してほしい訳ではない。もう課金でどうこうなる所ではないので純粋に今からならバンドやろうぜ!の最高の最期に間に合うと思うからだ。
(これは推測の域だが夏に向けて読めないイベストは解放されるんじゃないかと思う)
新規も古参もブレイストの夏曲BUREKO TIMEに因んで最期は追いついた全てのオタクで最高楽しく終われたらいい。オタク、最高の夏になるだろう。